内科医shimaのブログ

都内在住の循環器内科医が、日常診療や日々の気づき、資産形成について考えたりします。

恐怖症の治し方があったら知りたいですよね

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実は、私は高所恐怖症なんです。

仕事のため、地方に出張したり、学会に参加するときには飛行機に乗らないとなりません。もちろん電車で行くこともできますが、時間もかかりますし、意外と電車の方がお金がかかります。

ポイントサイトでマイルも貯めていますが、「高所恐怖症なのに、マイル貯めてどうするの?」と妻に言われることもあります。ただし、行ける時間が限られていたり、お金の都合で飛行機を使わざるを得ないこともあります。

そのため、何とか克服する必要があったんです。

今は、ビルなどの高いところは何とか克服しましたが、飛行機に関してはまだ残っています。

個人的な治療方法を書いてみようと思います。

 恐怖症の治し方

認知行動療法
薬物療法

他にも治療法はありますが、多くは2つの方法を取ることが多いと思います。

ただし、一番の治療法は「恐怖を感じるところに行かないこと」です。

当たり前なので、治療方法になりませんよね(汗。

 

私自身の治し方としては、上の二つの組み合わせでした。 

どうするかというと、まず高いところに行く前に薬を飲みます。

そうすると頭が少しボーっとしてきて「効いているな」という感じがあります。

この状態の時に、高いところに行きます。そうすると、以前よりは恐怖(このまま落ちてしまうんじゃないかとか、足がふわふわするような感じ)が少なくなっています。

また薬を飲んでいる安心感から、「これを飲んだから恐怖は感じにくくなっているはず」という気持ちが出て、以前より気分が楽になります。

もちろん、調子が悪ければすぐやめます。

それを繰り返しているうちに、ビルや建物の高い階に行くときに恐怖を感じなくなりました。以前はエレベーターで上昇しているときに、目的の階に着くまでにドキドキしていましたが、繰り返しているうちに症状が軽くなり、最終的には薬を飲まなくても大丈夫になりました。

飛行機は乗る回数も少ないこともあり、あまり上記のことが出来ませんが、乗る時には薬を飲んで、気分を落ち着かせています。

 

私自身医者ですが、恐怖症に関しては自分は専門外であったので、ちゃんと精神科に行って診察してもらい、処方してもらいました。私が処方された薬はアルプラゾラムとロフラゼプ酸エチルです。

その薬は財布に入っているので、いつでも使用可能です。

 

恐怖症って見た目ではわからないし、ただの怖がりだと思われることもあるかもしれません。また、「これって病気?でも違ったらどうしよう」って自分で思って我慢している人もいるかもしれません。

 

私自身我慢してしまい、症状がひどくなってから受診しました。

なので、同じように悩んでいる人は早めに受診するとよいと思います。ちゃんと話も聞いてもらえますし、自分が楽になります。

 

「医者なのに、自分で治せないの?」と思われる人もいると思いますが、専門外ではなかなか診断、治療は難しいです。ちなみに、本当に不整脈で動悸やめまいを感じているなら、その薬や治療方法に関しては専門なので、自分で出来ます。

 

個人的な治療経験を書いてみました。

参考にしていただければと思います。